ヤバイとこだった…

近所の道を歩いていたら…

近づいても、逃げずに佇むスズメがいました。

どうしたの?と聞いてもっと近づいても逃げようともしない。

怪我しているのか弱ってるのか?

冷える日だからか?ちょっと震えている様子。

怪我していたら弱っていたら…

この子を連れて帰ってしばらくみようと思った。が、

スズメを触った事ない、育てた事もなし。

思うだけで行動に移せなかった。

そうこうしているうちに、車が近づいて来ました。

スズメの存在を気づかず車がひいてしまうかも?という微妙なところにスズメがいたのですが。

スズメを触る勇気も車を止める勇気もなく私は呆然としてました。

しかし私の心配をよそに、車が近づいた瞬間!!

スズメは、最後の力を振り絞ったかのように、

ブアーーーーーーっと飛び立って行きました。

命がけの羽ばたきでした。

飛び立ったけれど、遠くへは飛び立てず、近くのアパートの扉に落ちて行きました。寒さはしのげそうなところ。

私は用事があったので、その場をとりあえず去り、用事済んだ帰り道、

もしスズメがそのまま居たら…

連れて帰って元気になるまでみようと気持ちが湧いて来ました。

そんな帰り道。

スズメはもう居ませんでした。

内心ホッとしましたが…

私はスズメに何にもできなかった自分を悔いてしまい

妙にガックリしてしまいました。

しかし、直後、調べて知ったのですが。

スズメは野鳥です。

国が定める鳥獣保護管理法があり、野鳥を捕まえたり、一般家庭で飼育することは禁じられているそうです。

弱っていたり傷ついている野鳥を保護すること自体も禁止されているそう。

1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられ、もし飼育した場合は、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる可能性があるとの事。

えーーーーーっ

罪になるんだ。

ヤバかった。

保護しなくてよかった。

これでよかったんだ。

なんだか救われた気持ちになりました。

と同時に、命がけで羽ばたく野生の生き物の凄さを見れました。

保護しなきゃ死んじゃうだろうと見るなんて…人間のエゴですね。

また、そういう法律を知らないまま保護していたら…

ヤバいとこだった。

数分の出来事でしたが、いろんな感情が溢れて来た出来事でした。

野生の俺らを甘くみんなよ

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